2025年7月、北海道旅行の2日目、旭山動物園を見学したあとに向かったのが、美瑛町にある花畑「ぜるぶの丘」です。
どこまでも続く丘陵地帯に、紫色のラベンダーと色とりどりの花が一面に広がる景色は、写真で見ていた「北海道らしい風景」がそのまま目の前に広がっているようで、家族みんな到着した瞬間から声を上げてしまいました。
旭山動物園から美瑛までは車で1時間ほどの道のりでしたが、動物園の賑やかな雰囲気から一転、田園風景の中をひたすら走るドライブになりました。畑と丘が織りなす景色が続く道中は、目的地に着く前からすでに「美瑛らしさ」を感じさせてくれる時間でした。
ぜるぶの丘とは
ぜるぶの丘は、北海道上川郡美瑛町にある観光農園です。美瑛町といえば、なだらかな丘が幾重にも連なる独特の地形と、パッチワークのように色分けされた畑の景観で知られるエリアで、その中でもぜるぶの丘は道路沿いからすぐにラベンダー畑や花畑を楽しめるアクセスの良さが魅力です。
入口には「ようこそ ぜるぶの丘へ」と刻まれた大きな木の看板が立っていて、そこには「北緯43°35’13” 東経142°28’13″」という座標まで彫り込まれていました。旅先でこうした細かい表示を見つけると、なんだか無性に嬉しくなってしまいます。牛柄のベンチや、顔をはめて撮影できる牛のオブジェも置かれていて、「Town Biei」の文字とともに記念撮影スポットになっていました。かわいいもの好きの娘は、この牛のオブジェを見つけるなり真っ先に駆け寄っていって、家族の記念撮影はここからスタートしました。
美瑛町は「丘のまち」として知られ、なだらかな丘陵地に畑が広がる独特の景観から、テレビCMのロケ地としても使われてきた場所です。ぜるぶの丘はその中でも道道沿いにあり、車を停めてすぐに花畑へアクセスできる手軽さが人気の理由になっています。
見どころ
一面に広がるラベンダー畑
丘の斜面に沿って植えられたラベンダーは、ちょうど見頃の時期で、濃い紫色の花穂がびっしりと連なっていました。近づいてみると、花のまわりをミツバチが忙しそうに飛び回っていて、息子はしばらくその様子を観察していました。ラベンダーの畝の合間には赤や黄色、白の花も植えられていて、単色ではない色彩の重なりが写真映えするポイントです。
写真好きの娘は、畝に沿ってどこまでも続くラベンダーの紫と、ところどころに植えられた赤や黄色の花のコントラストがお気に入りの被写体になったようで、何枚も何枚もシャッターを切っていました。曇りがちな天気ではありましたが、それでも遠くに連なる美瑛の丘陵と畑のパッチワーク模様まで見渡せて、開放感のある景色を楽しめました。
ラベンダーの香りは近づくとふわっと甘く優しい香りが漂ってきて、視覚だけでなく嗅覚でも北海道の夏を感じられました。息子は「いいにおい」と言いながら何度も花に鼻を近づけていて、ミツバチに驚いて飛びのく一幕もありましたが、それも含めて楽しい思い出になりました。
外部リンク ぜるぶの丘
丘の上から見渡す美瑛のパッチワークの丘
ぜるぶの丘は小高い場所に位置しているため、花畑越しに周囲の丘陵地帯を見渡せるのも魅力です。畑ごとに植えられている作物が違うため、緑・黄色・茶色などが混ざり合ったパッチワークのような景観が広がっていて、美瑛が「丘のまち」と呼ばれる理由を実感できました。遠くには送電線が続く丘や、ぽつぽつと点在する農家の建物も見え、北海道の農業地帯らしいスケール感のある風景でした。
丘の稜線に沿って続く一本道や、ぽつんと立つ木も、美瑛らしい写真の定番構図として知られています。私たちが訪れた際は曇り空でしたが、雲の切れ間から差し込む光が丘の一部を照らす瞬間があり、その移り変わりを眺めているだけでも飽きませんでした。
園内の乗り物・遊具
ぜるぶの丘には、花畑の中を周遊できるトラクターバスやバギー、カートなどのアトラクションも用意されており、広い敷地を歩き疲れずに楽しめる工夫がされています。私たちは時間の都合で乗り物までは利用しませんでしたが、家族連れや小さな子供がいるグループも多く見かけ、歩くだけでなく違った角度から花畑を楽しめる点も、ぜるぶの丘の人気の理由なのだと感じました。
グルメ・お土産
売店では、ラベンダーソフトクリームなど美瑛らしいスイーツのほか、あずき(つぶあん)をたっぷりトッピングした冷たいソフトクリームも販売されていました。動物園でたくさん歩いたあとだったこともあり、甘くて冷たいソフトクリームは家族全員に好評で、あっという間に食べ終えてしまいました。ラベンダー畑を眺めながらベンチで一息つく時間は、旅の中でもとくにのんびりできたひとときでした。
このほか、とうもろこしやメロンなど美瑛・富良野エリアらしい農産物、ラベンダー香るポプリやハンドクリームといった小物のお土産も並んでいて、家族で選ぶのに時間を忘れて楽しんでしまいました。
写真集



ラベンダーの花穂にミツバチが止まっている接写の写真は、花の質感まで伝わるお気に入りの一枚です。赤・黄・紫が並ぶ花畑の畝を背景に息子が笑顔で写っている写真も、美瑛らしい色彩感がよく出ています。
「ようこそ ぜるぶの丘へ」の看板と、その奥に広がる花畑・丘陵地帯を一緒に収めた写真は、この場所の雰囲気を代表する一枚になりました。牛のオブジェの前で手を振る娘の後ろ姿の写真も、旅の楽しい雰囲気が伝わってきて気に入っています。
まとめ
おすすめ度:★★★★☆
滞在時間の目安:1〜1.5時間程度
ベストシーズン:ラベンダーの見頃は例年7月上旬〜中旬ごろ。開園期間は4月下旬〜10月上旬で、営業時間は9:00〜17:00です。
旭山動物園から車で1時間ほどの距離でしたが、動物園とはまったく違う、北海道の雄大な自然を感じられるスポットでした。曇り空でもこれだけ鮮やかな景色が楽しめたので、晴れた日の青空とラベンダーの組み合わせもぜひ見てみたいと思っています。動物園と花畑をセットで回れる、旭川・美瑛エリアならではの欲張りな1日になりました。
小学生の子供たちにとっても、花畑の中を自由に歩き回れるのは開放感があって楽しかったようで、「また来たい」という声が旅行後もしばらく続いていました。レンタカーでの移動が前提になりますが、その分自分たちのペースで写真を撮ったり休憩したりできるのも、車移動ならではのメリットだと感じました。
ぜるぶの丘ホームページなど
ぜるぶの丘・亜斗夢の丘 公式ホームページ
住所 〒071-0225 北海道上川郡美瑛町大三
旭川鷹栖ICから車で約40分、旭川市内・旭山動物園からは車で約1時間
駐車場あり(約120台、無料)
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