2020年11月、家族4人で栃木県の日光へ、2泊3日の旅行に行ってきました。当時、娘は小学1年生で6歳、息子は年長で5歳です。
日光は、徳川家康を祀る日光東照宮を含む世界遺産「日光の社寺」と、中禅寺湖・華厳の滝・戦場ヶ原といった奥日光の自然が並んでいる土地です。東照宮の建物の多くは3代将軍家光による「寛永の大造替」(1636年)で建て替えられたもので、境内には国宝8棟・重要文化財34棟を含む55棟が並んでいます(日光東照宮|日光旅ナビ)。いろは坂や中禅寺湖畔は紅葉の名所で、例年の見頃は10月中旬から下旬とされています(いろは坂|とちぎ旅ネット)。
もともと「自然が綺麗なところへ紅葉を見に行きたい」という意見から旅行を企画したのですが、行き先を日光にしたのは、「まだ家族で行ったことがないメジャーな場所が良いなぁ」と考えたからです。日光なら近くに温泉があるということで家内が宿を調べてくれて、日光へ紅葉狩り&温泉旅行をすることにしました。ちなみにこの年は、コロナ禍の「GoToトラベル」で旅行に行こうという話になっていた時期です。
日光へ行くので、日光東照宮と日光さる軍団は外せません。
子供たちは、娘が「眠り猫」を知っていて興味を持っていたのと、2人とも小田原で何度か猿回しを見て楽しんだことがあったので、日光さる軍団も楽しみにしていたようでした。
我が家の家族旅行では、何かしらの「ものづくり」や「体験」を織り交ぜることにしています。子供たちは今もそうですが、小さい頃から「ものづくり」が好きなので。今回の「体験」は、3日目に大笹牧場の絵付け体験とバター作り体験を設定しました。
終わってみると、栃木で歴史と自然を満喫した旅行になりました。
そして、行く前にはまったく想像していなかった&気まぐれで立ち寄った「華厳の滝の観瀑台」が、強く印象に残りました。
旅程早見表
| 日程 | 主な行動 |
|---|---|
| 1日目(11/1) | 朝7時ごろ出発。渋滞のいろは坂を上って明智平、中禅寺湖、竜頭の滝、華厳の滝 |
| 2日目(11/2) | 日光東照宮(三猿・陽明門・眠り猫・奥宮・鳴龍)。午後は日光さる軍団 |
| 3日目(11/3) | 大笹牧場で絵付け体験とバター作り体験。霧降高原を経て帰宅 |
1日目:渋滞のいろは坂を上って、奥日光へ
初日はこれと言った予定を決めず、移動日にしました。
紅葉シーズンの渋滞がどのくらいになるか読めなかったので、2日目をメインの観光日にして、東照宮とさる軍団をそこへ入れる作戦です。
自宅を出たのは朝7時ごろ。我が家が車で長距離を移動するときは、渋滞を避けるために午前6時から7時に出発することが多いです。
高速道路で移動するにしても、9時頃には車が増えてきますので。

これは車の中から撮った1枚。
いろは坂が渋滞していて、停車中に暇だったので。。。
有名な景勝地ですし、紅葉の季節ですし、回避ルートもないので大渋滞は仕方ありません。
こういうこともあろうかと初日は移動日にしていましたので、ある意味では予定通り。
予定が押していく焦りはありませんし、渋滞は回避できるものでもありませんしね。
それと、いろは坂の急勾配と多くの急カーブは噂通りでした。
上りは、そもそもスピードが出にくいのと、渋滞が長く続いたので、特に緊張することはなかったのですが。。。
下りは、急勾配で下るので。。。上りと同じく渋滞していることとあわせて、ブレーキを踏みっぱなし。前後の車も気になって、なかなか緊張しました。
スピードが出ていないお陰もあって子供たちは車酔いもせず、景色と、車内で掛けていた音楽を楽しんでいたので、まぁそれは良かったかな。
なお、いろは坂や中禅寺湖のあたりの見頃は例年10月中旬から下旬とされているので、11月初めに行った我が家は遅かったことになります。
ですがこの時 実際に見た印象では、紅葉は色づき始めだったので、年によってそれなりに見頃がズレるのかなと思います。
明智平から、奥日光を一望する
明智平は、いろは坂を上りきったところにある展望地です。
駐車場には休憩場所や軽食を食べるところがあり、そこからでも綺麗な景色を望むことができます。
ここでは串焼きのお肉をいただいたのですが、残念ながら写真はありません。。。美味しかったのですが。
さらにロープウェイで約3分上ると標高1,373mの展望台に出て、男体山・中禅寺湖・華厳の滝などのパノラマが一望できます(明智平|日光旅ナビ)。

実は家内はロープウェイの浮遊感が苦手なのですが、このときは頑張って乗りました。ロープウェイから見る景色も綺麗でしたよ。
展望台からは、男体山と中禅寺湖、そして左下に華厳の滝が一度に見えます。ゆったりと眺めることができました。
そのあとは中禅寺湖の湖畔を巡ります。
途中で二荒山神社中宮祠の大鳥居を見かけましたが、今回は車の中から眺めただけで済ませました。
なにせ、このあたりはまだまだ車が多くて。。。

竜頭の滝で車を停めて、湯川沿いを1時間
竜頭の滝は、奥日光を流れる湯川にかかる滝です。男体山の噴火でできた溶岩の上を、約210mにわたって流れ落ちる渓流瀑で、一段の落差で落ちるのではなく長い斜面を滑るように流れます。滝つぼが大きな岩で二分され、竜の頭のように見えることが名前の由来とされています。標高が高いため、日光市内でも最も早く紅葉が始まる場所の一つといわれています(竜頭滝|日光旅ナビ)。
その竜頭付近で車を停め、休憩がてら散策することにしました。
駐車場を探すのに手間取りましたが、湯川沿いの整備された散歩道を川の流れと山の景色を眺めながら、家族で1時間ほど歩きました。とても気持ちが良かったです。
華厳の滝!トンネルの先に、、、
華厳の滝は、中禅寺湖から流れ出す水が、高さ約97mの岸壁を一気に落下する滝です。和歌山の那智の滝、茨城の袋田の滝と並ぶ日本三名瀑の一つとされています。地上には無料の展望台もありますが、有料のエレベーターで地下100mまで約1分で下りると、滝つぼとほぼ同じ高さの観瀑台から間近に眺められます(華厳滝|日光旅ナビ/華厳滝エレベーター エレベーターは大人600円・2026年9月時点)。
その華厳の滝です。今回はエレベーターで降りたところの観瀑台へ行くことにしました。
時間指定のチケットを買って、指定の時間までは土産物屋を見て回って待ちました。
エレベーターは、実際に下りた高さの割に長い時間乗っていたように思います。古いものでもありましたので、ゆっくり降りていったということでしょう。
降りると眼の前には地下トンネル。自然の鍾乳洞などではないただの人工のトンネルですが、ちょっとした探検気分です。
そしてトンネルの先に観瀑台がありました。。
観瀑台は3層になっていますが、一番上が良い眺めです。

華厳の滝は、迫力があり、綺麗でした。
そして、さらに迫力のある音が、足元の急流からも聞こえています。。
観瀑台の真下にも小さい滝のような急流があり、手すりから下を見るとかなりの迫力です。
観瀑台から駐車場に戻ると、男体山が夕焼けに染まっていました。
自然に囲まれた美しい風景を目一杯たのしみました。。
1日目は移動日にしていましたが、たっぷりと秋の景色を満喫する1日になりました。
2日目:東照宮で、動物の彫刻を見て回った日
2日目の最初の目的地は日光東照宮です。
宿から東照宮へは車で移動して、駐車場に停めました。石鳥居から表参道へ。

杉並木と紅葉、そして大勢の参拝客です。
三猿の前で、足が止まった
東照宮の表門を入ってすぐ、左手にあるのが神厩舎です。神馬をつなぐ建物で、長押の上には猿の彫刻が8面並んでいます。猿が馬の健康を守るという言い伝えに由来するとされ、そのうちの一面が「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られる三猿です(三猿・神厩|日光東照宮)。その先にある陽明門は、全面を極彩色の彫刻で飾られた国宝で、東照宮を代表する見どころとされています。

ここで娘の足が止まりました。三猿、それに手をかざす母猿と子猿の面を、じっくり見ていました。
そのまま進むと、三神庫に「想像の象」がいます。白と黒の象が2頭。

そして陽明門です。荘厳な門だとは思います。
ですが子供たちの関心は、門そのものよりも龍などの装飾のほうでした。
そのあと、朱塗りの壁の彫刻も観察していました。。
上段は雉、下段は鶴だと思います。色鮮やかで綺麗でした。
綺羅びやかな建物に多くの動物たち。
子供たちが興味を持ってくれたようで、何よりです。
眠り猫をくぐって、奥宮と鳴龍へ
眠り猫は、奥宮へ向かう坂下門の手前、東回廊の欄間にある彫刻です。
この彫刻をくぐった先の石段を登ると、家康の墓所とされる奥宮があります。また境内の本地堂(薬師堂)は、家康を薬師如来の化身とみなして名づけられたお堂で、天井に描かれた龍の絵の真下で音を鳴らすと反響する「鳴龍」で知られています(本地堂|日光東照宮)。
その眠り猫。娘が楽しみにしていたのですよね。

案内があったので、娘も自分で見つけることができました。第一声は「思ったより小さくて可愛い!」でした。
お目当てのものが見つかってご満悦。その後、眠り猫の絵馬も買っていました。
その後は、石段を登って奥宮へ。
そして鳴龍です。お坊さんが拍子木を打って、反響を聞かせてくれました。
正直、龍の声かなぁ?と感受性に乏しい私は感じてしまいますが、別の音を響かせると迫力が違うのかもしれません。
でも、こういうところに幻想の生き物を持ち出してくる昔の人々の想像力は凄いなと思うのです。
主なところを一通り見て回りましたが、動物や龍など、いろいろな意匠が施された建物を、子供たちと見て回ることができて楽しかったです。
子供たちも楽しめたようで、来てよかった。
午後は、日光さる軍団
日光さる軍団は、猿の芸を見せる施設です。猿山やおさるサッカー、劇などのステージがあります(現在は「おさるランド&アニタウン」として営業。公式サイト)。
子供たちは小田原で何度か猿回しを見たことがあり、ここに来るのも楽しみにしていました。
思ったより敷地は狭かったです。
ですが猿山では、子供の世話をする母猿など、猿の生活を垣間見ることができて、子供たちは熱心に見ていました。
おさるサッカーは日本対ブラジルという設定で、解説役の女性スタッフが試合を盛り上げてくれます。
猿の演劇もあって、猿回しとはぜんぜん違う芸をみて、猿の頭の良さを再認識しました。
3日目:大笹牧場で、リスと車に色をつけた
絵付けとバター作り、どちらも30分
大笹牧場は、日光国立公園の中、標高1,030mから1,320mに広がる362haの牧場です。霧降高原道路の先にあり、動物とのふれあい、体験工房、名物のジンギスカンなどが楽しめます(日光霧降高原大笹牧場|日光旅ナビ)。
3日目は、その大笹牧場へ。
ここの目当てにしていたのは「体験すること」でした。
家内が調べた中から、あらかじめ絵付け体験とバター作り体験をする予定でした。
まず絵付け体験。娘はリス、息子は車を選びました。白い素焼きに思い思いの色を塗っていきます。時間は30分ほど。
お絵かきが好きな娘は、特に喜んでいましたね。
そのあとバター作り体験。
生クリームを蓋付きの容器に入れて、ひたすら振ります。10分ほど一心不乱に振ります。
容器を振っていると、徐々に生クリームが粒状になっていき、最後にはバターができていました。
出来上がったバターは、あらかじめもらっていたクラッカーに付けて食べました。
子供たちは自分の手でバターを作ったことに興奮して、食べることも含めて楽しんでいました。

これが、娘が絵付けしたリスです。ドングリを抱えています。このリスは今も娘の机の上に飾ってあります。
帰り道の霧降高原
霧降高原は、日光市街と大笹牧場のあいだに広がる標高約1,200mの高原地帯です。キスゲ平園地のニッコウキスゲや、秋の紅葉で知られています(霧降高原|日光旅ナビ)。
帰り道、この霧降高原で車を停めて休憩しました。紅葉の大木と、鹿の飛び出し注意の標識。
ですが、残念ながら鹿は見ていません。
大笹牧場での体験も楽しかったですが、自然に囲まれた中でのドライブも、良い景色で楽しめました。
1日目もそうですが、綺麗な景色を眺めるのはとても気持ちが良いです。
ほかに撮った写真

三神庫の「想像の象」。白と黒の象が2頭います。

朱塗りの壁の彫刻。上段は雉、下段は鶴だと思います。

東照宮を出て、食事をする場所を探していたときの道です。頭上を紅葉が覆っていました。
旅費と移動の記録
- 移動手段:車。我が家は遠距離でも車で行きます。旅費を抑えて、現地の体験やアトラクションにお金を回したいからです
- 出発時刻:朝7時ごろ。長距離のときは、渋滞を避けて午前6~7時に出ることが多いです
- 宿泊:1泊目は日光市街の梅屋敷旅館。2泊目は記録が残っていません
- この旅行はGoToトラベルを利用しています
行ってみて分かったこと
- いろは坂は、上りより下りのほうが緊張します。 渋滞していても、急勾配と大きなカーブが続くので、前後の車を常に気にすることになります
- 竜頭の滝は、駐車場を探すのに手間取りました。 それでも停めて歩く価値はあります。湯川沿いの散歩道は整備されていて、1時間ほどの散策がとても気持ちよかったです
- 華厳の滝のエレベーターは時間指定です。 待ち時間は土産物屋を見て過ごせます。この日は人が少なかったのですが、人が多いと観瀑台で落ち着いて滝を見られないかもです
- 紅葉シーズンの初日は、移動日にしておいてよかった。 渋滞の度合いが読めないので、観光の予定を入れていたら焦っていたと思います
立ち寄った場所・お店
- 明智平ロープウェイ・展望台日光交通
- ※ 現在は運休中です。 2026年1月に営業を休止し、リニューアル工事のため2027年8月末まで運休、2027年9月に再開予定と案内されています
- 華厳滝エレベーター 公式サイト
- 竜頭の滝 日光旅ナビ
- 梅屋敷旅館(日光市街) 日光旅ナビ
- 日光東照宮 公式サイト
- 日光さる軍団:※ 現在は「おさるランド&アニタウン」に名称が変わっています 公式サイト
- 大笹牧場 日光旅ナビ
- 霧降高原 日光旅ナビ
この旅行の記事
まとめ
「家族で行ったことがないメジャーな場所へ」という出発前の目的は、果たせました。
この頃の子供たちはまだ幼かったので、「日光へ行った」という実感はないと思います。ですが紅葉を楽しむことができて、関東のメジャーな観光地に行き、さる軍団を見て、牧場で体験をして、充実した旅行になりました。
いちばん印象に残ったのは、行く前には意識していなかった華厳の滝の観瀑台です。さすが観光用に用意された場所というか、、、滝の美しさと迫力を感じました。行ってよかったです。
いま振り返ると、栃木で歴史と自然を満喫した旅行でした。
ちなみに子供たちは、その後の修学旅行でも日光へ行っています。次は、別の観光地に行きたいですね。
