沖縄シーウォーク体験記|海で泳いだことのない子供と海の底を歩いた日

沖縄シーウォーク サンゴの前でヘルメット姿の家族4人 家族旅行
沖縄シーウォーク サンゴの前でヘルメット姿の家族4人

2026年2月、家族4人で沖縄へ行きました。旅行の本命はホエールウォッチングでしたが、計画の初めのころから「海で遊ぶ」も候補に挙がっていました。

というのも、我が家は海水浴をしたことがありません。子供たちは幼稚園のころからスイミングスクールに通っていて、ひととおり泳ぐことはできます。ただ、泳いだ経験はプールだけで、海で泳いだことは一度もありませんでした。

プールで泳げることと、海に入ることは別だと思います。それでも、海に潜る体験はさせてやりたいと考えていました。

そこで選んだのがシーウォークでした。ヘルメットをかぶるので顔が濡れず、目も痛くならない。海に慣れていない子供たちでも、これなら抵抗感が少ないだろうと考えました。

心配していたのは天気です。ホエールウォッチングもシーウォークも海の上なので、旅行全体を通して悪天候だけが気がかりでした。幸い当日は快晴で、2月なのに日差しが強くて暑いくらいでした。

行ったのは恩納村のセブンオーシャンズクラブ。この日は午前中に読谷村で琉球ガラスのグラス作りを体験し、パン屋さんで買ったパンを食べてから、恩納村へ向かいました。

行ってみてどうだったか

ぴちぴちのウェットスーツに、父が一番苦戦した

駐車場は店から遠くない場所にありましたが、どこに停めればいいのか分からず、いったん店まで車で行って場所を聞きました。初めて行く方は、予約時に駐車場の場所を確認しておくと迷わないと思います。

沖縄シーウォーク 実際にかぶるヘルメットに貼られた店のステッカー
沖縄シーウォーク 実際にかぶるヘルメットに貼られた店のステッカー

お店に着くと、まずアンケートを記入し、ウェットスーツのサイズ合わせをして着替えました。荷物はロッカーに預けます。

実際にかぶるヘルメットも、このときに見ました。子供たちは事前に写真で見ていたので「これをかぶるんだ」という程度の反応でしたが、重さが20kgあると聞いてびっくりしていました。

ここで一番手こずったのが私でした。太っているので一番大きいサイズを出してもらったのですが、それでもぴちぴち。水着の上から着るのに、足を入れるところで特に時間がかかり、全身で5分ほどかかりました。

子供たちもぴったりしたスーツに苦戦していましたが、私よりだいぶスムーズに着ていました。

脱ぐときはもっと大変でした。湿ったせいかさらにきつくなり、5分ほどかけて、かなり強引に手足を引き抜きました。体格に自信のある方は、着脱の時間を少し多めに見ておいたほうがいいと思います。

この日は我が家のほかに、大学生らしき2人組が同じ回に参加していました。全員の準備が整ってから、店の道向かいにある前兼久漁港まで歩いて移動します。Googleマップでは「前兼久漁港2」と表示される場所です。距離は近いのですが、ウェットスーツを着たままなので、ゆっくり歩いて5分ほどかかりました。

船の上で耳抜きの練習

沖縄シーウォーク 出港直後の船の様子
沖縄シーウォーク 出港直後の船の様子

船に乗り込むと、すぐに出港しました。船首に座っているのは手前から息子、娘、家内です。

船には船長とガイドさん2人、合わせて3人のスタッフが乗っていました。写真の左端で舵を取っているのが船長で、頭を押さえて立っているのがガイドさんの1人です。足元には、これからかぶる白いヘルメットが積んでありました。

ポイントへ向かう間に、ガイドさんが注意事項の説明や耳抜きのやり方を教えてくれます。ヘルメットには高い圧力で空気が送り込まれるので、耳抜きは必須です。

子供たちは飛行機に乗ったことがあり、耳抜きの感覚は知っていました。2人とも問題なくできて、ここは拍子抜けするほどあっさり済みました。

レクチャーが終わると、海に入る順番を家族で決めました。あとはポイントに着くまで、思い思いに海を眺めたり、遠ざかっていく沖縄本島を眺めたり。船の上のこの時間も、家族みんなで楽しめました。

20kgのヘルメットをかぶって、海の底に立つ

海に入る順番は、息子、娘、家内、私。ガイドさんに教わった通りに、みんなスムーズに潜っていきました。

手順はこうです。水中まで続くはしごを降りて、頭だけ水面に出した状態で待つ。そこへガイドさんがヘルメットをかぶせてくれる。そのままゆっくり、海底まで降りていきます。
浅いところで潜ったはずですが、それでも海面から4〜5mはあったのではないかと思います。

ヘルメットの重さ20kgは、ガイドさんに聞いた数字です。重りの役目も兼ねているのでしょう。海に入ってから1人ずつかぶせてもらうので、陸で持ってみる機会はなく、子供たちがかぶった瞬間の顔も私には見えませんでした。

沖縄シーウォーク
沖縄シーウォーク

海底に降りると、ガイドさんが家族4人を並べて撮ってくれました。左端で手を振っているのが家内、そこから娘、息子、私の順です。後ろに船の影が見えます。

あとで娘に聞くと、「重かった」「初めのころは気分が悪かった」と言っていました。空気の圧力が高いせいだったのかもしれません。写真では分からないことでした。

一方、息子は平気だったようです。海の底では思うように動けないこと、写真には写せなかったほどたくさんの魚を間近で見たことを、「とても楽しかった」と話していました。

ガイドさんが持ってきてくれたナマコ、かざしてくれたヒトデ

<写真:GOPR8127.JPG(ナマコを持って近づいてくるガイドさん。手前は同行の大学生)>

沖縄シーウォーク ナマコを持って近づいてくるガイドさん
沖縄シーウォーク ナマコを持って近づいてくるガイドさん

海底を歩き始めると、ガイドさんがナマコを持って近づいてきました。手前でカメラを構えているのは、同じ回に参加していた大学生です。

ナマコもヒトデも、家族全員が触りました。ナマコは思ったより大きく、手に乗せると意外なほど重さと弾力がありました。

沖縄シーウォーク 砂地の海底。右下にナマコ
沖縄シーウォーク 砂地の海底。右下にナマコ
沖縄シーウォーク 岩の上の青いヒトデ
沖縄シーウォーク 岩の上の青いヒトデ
沖縄シーウォーク 太陽にかざしたヒトデのシルエット
沖縄シーウォーク 太陽にかざしたヒトデのシルエット

ヒトデを太陽にかざした1枚は、ガイドさんが撮ってくれたものです。私たちは横で見ていました。海の中から空を見上げる、という体験がこんなに面白いとは思っていませんでした。ダイビングをする人の気持ちが少し分かった瞬間です。

水中カメラは無料で貸してもらえます。自分たちでも撮りましたが、生き物を見つけて、いい角度で撮ってくれるのはやはりガイドさんでした。

「いるはず」と言って見せてくれたクマノミ

沖縄シーウォーク イソギンチャクの中のクマノミ
沖縄シーウォーク イソギンチャクの中のクマノミ

クマノミは、見つけたというより、ガイドさんが「いるはず」と言ってイソギンチャクのところへ連れて行ってくれました。ガイドさんが手で仰いで水を動かすと、、、ちゃんといました。

子供たちは映画のニモでクマノミを知っていました。「クマノミはイソギンチャクの中にいる」という知識のとおりの光景を目の当たりにして、自分の知識を確かめるように見ていました。

「疲れた〜」と言いながら船に戻る

沖縄シーウォーク 青い海中に縞模様の魚が1匹
沖縄シーウォーク 青い海中に縞模様の魚が1匹

海の中にいたのは20分ほどでした。最後はガイドさんに支えられて、1人ずつ船のはしごへ戻ります。

沖縄シーウォーク ガイドさんに支えられて船へ戻る娘
沖縄シーウォーク ガイドさんに支えられて船へ戻る娘

写真で戻っているのは娘です。船に上がった第一声は「疲れた〜〜」でした。歩いているだけのようでいて、20kgのヘルメットと水の抵抗で、思ったより体力を使います。

2月の海は、それほど冷たくありませんでした。この日の沖縄は初夏のような陽気で、水温も20℃くらいあったように思います。潜った直後は冷たく感じましたが、すぐに慣れました。夏のプールや水風呂に入ったときの感覚に近いです。

上がった後もウェットスーツのおかげで寒くはなく、お店に戻ってスーツを脱ぎ、水で流して返却しました。温水シャワーも浴びましたが、寒かったからではなく、海水をきれいに洗い流したかったからです。

行く前に知っておきたかったこと

  • 駐車場の場所を先に聞いておく:店から遠くないが分かりにくく、店まで行って聞いた。予約時に確認しておくと迷わない
  • ウェットスーツの着脱に時間がかかる:体格のいい人は、着るのに5分ほど、脱ぐのも5分ほど。湿ると余計にきつくなり、強引に引き抜くことになる。着替えの時間に余裕を持つ。とはいえ、時間通りにお店につけば、余裕をもって準備できます。
  • 耳抜きは飛行機の経験があれば大丈夫だった:小6と小5の子供は、飛行機の耳抜きを知っていたので船上の練習だけで問題なし。逆に耳抜きが苦手な人は、つらくて楽しめないと思う
  • 空気の圧力で気分が悪くなることがある:娘は最初のころ気分が悪かった。圧力は自分で調整できないので、酸素カプセルなどで気分が悪くなる人は覚悟しておいたほうがいい
  • 子供の様子は水中では見えない:ヘルメットは海に入ってから1人ずつかぶせてもらうので、親は子供がかぶる瞬間に立ち会えない。不安そうな子は、水に入る前に声をかけておく
  • SDカードは持参できる:水中カメラのレンタルは無料。お店でmicroSDカードを買うと1,500円だったので、自前で持っていくと節約になる
  • 2月でも水は平気だった:ただしこの日は快晴で暑いくらい。曇りや風のある日は違うかもしれない
  • 上がった後は「疲れた」:20分の海底散歩でも運動不足の大人だと体力を消耗する。この後に予定を詰めすぎず、体験後の休憩時間も考慮に入れること。我々はお店を探してお茶にした。

基本情報

  • 施設名:セブンオーシャンズクラブ
  • 住所:〒904-0414 沖縄県国頭郡恩納村前兼久159-4
  • アクセス:那覇からレンタカーで約1時間(自分たちはレンタカー)
  • 駐車場:店から遠くない場所にあり。場所が分かりにくかったので、店で聞いてから停めた
  • 船の出港場所:店の道向かいの前兼久漁港(Googleマップ表記「前兼久漁港2」)。徒歩約5分
  • 営業時間・定休日:公式サイトで要確認(海況により中止あり)
  • 料金:1人7,000円(ネット割引価格)、家族4人で28,000円。通常価格は9,800円。水中カメラのレンタルは無料、microSDカードを店で購入すると1,500円
  • 所要時間:受付から解散まで約2時間。海の中にいたのは約20分
  • 参加できる年齢:8歳〜59歳(当時、娘は小6・12歳、息子は小5・11歳)
  • 公式サイト:セブンオーシャンズクラブ

Googleマップで大きく見る

旅行の計画に役立つ情報

これから同じ体験を計画する方が調べるであろうことを、調べ先とあわせてまとめました。私たちが経験していない項目は、リンク先で最新情報を確認してください(2026年9月時点)。

調べたいこと簡易情報参照先
予約方法ネット予約で割引価格。当日予約・電話予約も可予約ページ公式サイト
料金に含まれるもの乗船料・保険・器材レンタル・バスタオル込み。シーズンにより変動シーウォーカー案内
参加条件8〜59歳、肩幅25cm以上、体重は男性100kg未満・女性75kg未満。中耳炎・喘息・心臓疾患など持病がある方、妊娠中の方は不可シーウォーカー案内
飛行機との組み合わせ帰る日の搭乗は不可(到着日は可)。旅程の最終日には入れないシーウォーカー案内
持ち物着替えとビーチサンダル。水着は下に着ていく。microSDカードは持参すると節約シーウォーカー案内
キャンセル規定前日50%・当日100%。海況悪化による中止は無料シーウォーカー案内
設備シャワー室・更衣室・パウダールーム・ロッカーあり公式サイト
当日の天気・海況沖縄本島地方の予報を前日に確認。荒天時は中止になる気象庁 沖縄本島地方の天気予報
恩納村の周辺観光・宿泊西海岸のリゾートエリア。観光協会に地域情報がまとまっている恩納村観光協会(おんな旅Navi)
那覇を拠点にする場合私たちは那覇のロワジールホテルに3泊し、レンタカーで恩納村まで日帰り。同じ日の午前に琉球ガラス体験(源河源吉琉球ガラス工房)を組み合わせたロワジールホテル&スパタワー 那覇源河源吉琉球ガラス工房
那覇からの行き方車で約1時間。沖縄自動車道を使うと短縮できるGoogleマップで経路を見る

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まとめ

また行きたいです。ただ、次はシーウォークではなく、シュノーケリングに挑戦したいと思っています。ヘルメットの重さと水圧が、娘には少し合っていなかったようだからです。海底を歩くのも楽しかったのですが、泳ぎながら海の中を見るのも、きっと楽しいと思います。

勧めたいのは、泳ぐだけの海遊びに飽きた方や、海の底を歩いてみたい方です。海で泳いだ経験のなかったうちの子供たちでも、ガイドさんの手順通りにやれば、あっけないほど普通に海の底に立てました。泳ぎの上手下手は、ほとんど関係がないように思えます。

一方で、耳抜きがうまくできない方にはお勧めしません。つらくて楽しめないと思います。空気の圧力も自分では調整できないので、酸素カプセルで気分が悪くなるような方は、覚悟が要るかもしれません。うちの娘がそうでした。

それでも、海の中から空を見上げたあの景色と、ナマコの重さは、家族4人の共通の記憶になりました。

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