2025年5月、海外家族旅行で訪れたシンガポール2日目の夜、この旅の大きな目玉のひとつだった「キラキラ夜景ボート」に参加してきました。
朝から半日市内観光でシンガポール植物園やマーライオン公園を巡ったあと、いったんホテルで休憩をはさみ、日が落ちてから改めてマリーナベイへと繰り出す一日二部制の贅沢な行程です。当時小学6年生の娘と小学5年生の息子は、慣れない海外旅行の疲れもどこへやら、「夜のシンガポールはどんな景色なんだろう」とすっかり元気を取り戻していました。
キラキラ夜景ボートとは
「キラキラ夜景ボート」は、シンガポール川からマリーナベイにかけてをボートで巡り、夜景とともにマリーナベイ・サンズの光と水のショー「スペクトラ」を船上から鑑賞できるナイトクルーズです。
JTBの現地オプショナルツアーとして予約しており、パンパシフィックシンガポールからの往復送迎、ボート乗船料、船上からのスペクトラ鑑賞、日本語ガイドが料金に含まれていました。申し込みは滞在中1回のみで、船内での飲食は不可という案内がありましたが、逆に言えば夜景そのものに集中できる、シンプルながら満足度の高いツアーだったと思います。
見どころ
パンパシフィックシンガポールからクラークキーへ
18時30分、宿泊先のヨークホテルから近いパンパシフィックシンガポールのロビーに集合し、ツアー用のバスでシンガポール川沿いの歓楽街「クラークキー」へ移動しました。
集合場所に着いた頃にはすでに日が傾き始めていて、川沿いに並ぶカラフルな店舗の明かりが少しずつ灯り始めているところでした。19時30分にクラークキーの船着き場からいよいよボートに乗船。木製のオープンエアのボートは想像していたよりも大きく、家族4人並んで座っても余裕のある座席でした。
夕暮れから夜へと移り変わっていく空の下、両岸に立ち並ぶレストランやバーのネオンが川面に映り込む様子は、幻想的でキレイな光景です。船が進むにつれて、遠くに見えていた高層ビル群がどんどん近づいてくる感覚も、ボートならではの楽しみ方だと感じました。
マーライオン公園の夜景とマリーナベイ・サンズ
19時50分頃、船は昼間にも訪れたマーライオン公園の沖合を通過しました。
昼間見た白い像がライトアップされて浮かび上がる姿は、同じ場所とは思えないほど幻想的な表情を見せてくれます。口から噴き出す水しぶきがライトに照らされてキラキラと輝く様子に、息子は「広間と全然違う」と興奮気味に話していました。
そのままボートは、3本のタワーの上に船のような展望デッキを乗せた特徴的な建物、マリーナベイ・サンズへと近づいていきました。昼間に遠くから眺めたときとは違い、間近から見上げるマリーナベイ・サンズの迫力は圧倒的です。
周囲には高層ビル群の明かりが水面に反射し、まさに「キラキラ」という名にふさわしい光景が広がっていました。
光と水のショー「スペクトラ」
20時になると、いよいよこの日一番の目玉、マリーナベイ・サンズ沖で行われる光と水のショー「スペクトラ」が始まりました。
噴水から吹き上がる水柱に色とりどりの光が投影され、音楽に合わせて水と光が踊るように変化していく約15分間のショーです。スペクトラは日曜〜木曜は20時と21時、金土は22時も追加されるスケジュールで上演されているとのことで、私たちは最初の回を船上から鑑賞することができました。
陸上の観覧エリアからではなく、船の上という特等席から見るスペクトラは、水面のすぐ近くから光の演出を見上げる形になるため、より一層迫力があります。
色とりどりの光が噴水と一体となって踊る演出に、子供たちは終始「すごい、すごい」と声を上げっぱなしでした。日本ではなかなか見られない規模のショーに、家族4人ともすっかり夢中になってしまい、気づけば15分間があっという間に過ぎていました。
外部リンク Spectra – A Light & Water Show(マリーナベイ・サンズ公式)
船が揺れるため、スマートフォンでの撮影は思ったより難しく、私が撮った写真の多くは光の帯がにじんだような仕上がりになりました。ただ、その揺れごしに見る光景がかえって幻想的で、肉眼で見た記憶の方が鮮明に残っているのが不思議なところです。
陸のイベントプラザから鑑賞する場合は無料で見られるそうなので、次回はあえて陸から眺め比べてみるのも面白そうだと家内と話していました。
同乗した他の参加者やボートの雰囲気
このツアーには他にも多くの参加者がいて夜景の綺麗さなど感心する声は聞こえましたが、特に騒がしいこともなく観光に集中することができました。
船内にはスタッフも同乗して安全確認をしてくれていたので、小学生の子供たちを連れていても特に不安を感じることはありませんでした。ボートはオープンエアのため風が心地よく、日中の蒸し暑さが少し和らいだ心地よい気候の中でクルーズを楽しめたのもよかった点です。
娘は船の揺れを気にする様子もなく、スマートフォンで夜景を撮ろうと何度もアングルを変えていました。息子はボートの縁から川面を覗き込みながら「魚とかいるのかな」と興味津々な様子。家族みんなで楽しむことができました。
クラークキーへ戻り、ホテルへ
ショーが終わった20時15分頃、船はマリーナベイ・サンズの脇を通り抜けながらクラークキーへと戻っていきました。
ショーの直後の高揚感が残る中、もう一度違う角度から高層ビル群の夜景を眺められたのも贅沢な時間でした。20時30分にクラークキーへ到着して下船。21時30分にバスでホテルへ送っていただき、夜のツアーは終了となりました。
グルメ・お土産
船内での飲食はできませんが、クラークキーでは船が到着するまで小一時間の余裕がありました。
この時間に軽く食事をしたり、子供たちは可愛らしい綿あめを楽しみました。バーやステーキハウスなど飲食店も充実していて、時間があれば本格的な食事やお酒も楽しめそうでした。解散時はバスでホテルへ送ってもらうほか、この場に残る選択肢もあり、他の参加者の中にはクラーキーに残ったり、ここから別のエリアへ遊びに行く方もいました。
写真集











ライトアップされたマーライオンが夜の水面に浮かび上がる写真は、昼間の姿とはまったく違う表情を見せてくれる一枚です。
マリーナベイ・サンズを間近から見上げた写真では、3本のタワーと屋上の展望デッキのシルエットが夜空にくっきりと浮かび上がっていて、この旅で一番のお気に入りの一枚になりました。
クラークキー周辺の橋がカラフルにライトアップされている写真も、川沿いの賑やかな雰囲気が伝わってきて気に入っています。ボートから見た高層ビル群の夜景は、手ブレしながらも街の光の密度が伝わる写真になりました。
私自身、日本酒好きが高じて旅先でもお酒には目がないのですが、この日ばかりは船内飲食不可ということもあり、純粋に夜景とショーだけに集中する贅沢な時間を過ごせました。派手な演出に頼らずとも、シンガポールという街そのものが持つ夜景の力強さを再確認させられる、そんなクルーズでした。
まとめ
おすすめ度:★★★★★
滞在時間の目安:3時間30分程度(集合〜解散)
昼間の観光とはまったく違う表情のシンガポールを楽しめる、この旅で一番印象に残ったツアーのひとつでした。
ボートという特等席からマーライオンやマリーナベイ・サンズの夜景、そしてスペクトラのショーまで一度に楽しめるコストパフォーマンスの良さも魅力です。子供たちも「今日が一番きれいだった」と話していたほどで、初めての海外旅行の思い出として強く印象に残ったようでした。
夜のツアーということもあり、羽織るものを一枚持っていくと安心です。スペクトラの上演はイベントや天候によって中止になる場合もあるとの案内があったので、天気の良い日を選べるとより安心して楽しめると思います。マリーナベイ一帯の夜景に興味がある方には、自信を持っておすすめできるツアーです。
翌日以降に予定していたオーチャードロードでのお買い物や、ナイトサファリでのディナーもそれぞれ趣の違う楽しみ方でしたが、この夜景ボートは「シンガポールらしさ」を一番手軽に体感できる時間だったと、旅を振り返って改めて感じています。
キラキラ夜景ボートに関する情報など
Spectra – A Light & Water Show(マリーナベイ・サンズ公式)
集合場所 パンパシフィックシンガポール(1階ロビー)
乗船場所 クラークキー
最寄り駅 MRTクラークキー駅から徒歩約5分
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