2025年8月、高知県の高知城へ行ってきました。
我が家は旅行先にお城があると、できるだけ立ち寄るようにしている家族です。今回の高知旅行でも当然のように予定に組み込んでいたのですが、訪れた当日はちょうど「よさこい祭り」の時期と重なっていて、いつもとはひと味違う賑やかな雰囲気の中での見学になりました。家族4人、娘(当時小6)と息子(当時小5)を連れての訪問です。
高知城とは
高知城は、高知県高知市の中心部にあるお城です。
関ヶ原の戦いでの功績によって土佐一国を任されることになった山内一豊(やまうち かずとよ)が、1601年(慶長6年)に築城を開始し、1603年(慶長8年)には本丸・二の丸が完成したと伝えられています。その後1727年(享保12年)の大火でほとんどの建物が焼失してしまったそうですが、1753年(宝暦3年)までに、創建当時とほぼ同じ姿で再建されたとのことです。
現在の天守は、全国に12しか残っていない「現存十二天守」のひとつに数えられています。さらに高知城がすごいのは、天守だけでなく、本丸を囲む御殿や櫓、門といった建物群がすべて当時のまま現存している点です。江戸時代の天守と御殿の両方が同時に残っているお城は、全国でも高知城だけなのだそうです。天守の高さは18.5メートル、三層六階の入母屋造り本瓦葺きで、どっしりとした風格のある外観でした。
見どころ
駐車場から天守閣までの道のり
高知城は小高い丘の上に建っているため、駐車場から天守閣までは思っていたよりも歩きごたえがありました。私たちは搦手門から入って、そのあと石垣に沿って続く坂道や階段を上っていったのですが、夏場ということもあり、天守閣に着いたころには家族みんな汗だくでした。
苔むした立派な石垣と、その上に枝を伸ばす松の木の組み合わせがとても絵になり、歩きながら何度も足を止めて写真を撮りました。広大な敷地を、お城らしい雰囲気をたっぷり味わいながら歩けるのも魅力のひとつだと思います。お子さん連れの場合は、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
天守閣からの絶景と気持ちいい風
天守閣に上って一番驚いたのは、最上階から外の廻縁(まわりえん。建物の周りをぐるりと囲む縁側のような通路です)に出られたことです。これまでいくつかのお城を訪れてきましたが、天守の中から実際に外に出て、欄干越しに景色を眺められたのは私たち家族にとって初めての経験でした。
外に出てみると、思った以上に風が気持ちよくて、しばらくその場でぼーっと景色を眺めてしまうほどでした。眼下には高知市街地が広がり、遠くには山並みが連なっていて、見晴らしのよさは格別です。曇り空でしたが、それでも十分に開放感のある眺めでした。息子は欄干にしがみつくようにして「高いね、高いね」と興奮気味でしたし、娘は景色を写真に収めるのに夢中になっていました。高い場所が苦手なお子さんは少し足がすくむかもしれませんが、欄干はしっかりしているので安心して景色を楽しめると思います。
外部リンク 高知城
よさこい祭りの熱気
高知城を訪れたのは、ちょうど「よさこい祭り」の開催時期でした。お城の近くの追手門広場では演舞が行われていたようで、付近一帯が熱気に包まれていたのが印象的です。
鳴子の音や太鼓の音、威勢の良い掛け声が祭りを大いに盛り上げていて、いつもの観光とはひと味違う高知の雰囲気を味わうことができました。よさこい祭りは毎年8月に高知市内各所で開催される、高知を代表するお祭りです。城下町とお祭りの組み合わせは、夏ならではの楽しみ方だと感じました。お城見学と合わせて、お祭りの時期に訪れるのもおすすめです。
グルメ・お土産
お昼ごはんは、高知城から歩いて行ける「ひろめ市場」でいただきました。
ひろめ市場は、ひとつの建物の中にたくさんの飲食店や鮮魚店、お土産屋さんが集まっている屋内型の市場です。好きなお店で好きなものを買って、共有スペースのテーブルで自由に食べられるスタイルになっていて、まるで縁日や屋台村のような賑やかさでした。よさこい祭りの時期だったこともあってか、とにかく人がいっぱいで、ものすごい賑わいでした。テーブルを確保するのもひと苦労でしたが、その活気自体も旅の思い出になりました。
高知といえばやはり鰹のたたきが有名で、藁焼きの香ばしい匂いがあちこちから漂ってきて食欲をそそられました。子供たちも珍しい屋台の雰囲気にはしゃぎながら、それぞれ気に入ったものを選んで食べていました。観光客はもちろん地元の方も多く利用しているようで、高知の食文化を気軽に味わえる場所としておすすめです。
外部リンク ひろめ市場
写真集









高知城では、お城らしい写真がたくさん撮れました。
苔むした石垣と松の木越しに見上げる天守の写真は、いかにも日本のお城らしい趣があってお気に入りです。屋根の上で睨みを利かせている鯱(しゃちほこ)を間近で撮った一枚も、瓦の細工の細かさまでよく分かる写真になりました。
天守の中の急な木の階段を撮った写真からは、当時の建物の雰囲気がそのまま伝わってきます。手すりも年季が入っていて、実際に上り下りするとなかなかの傾斜でした。
廻縁から市街地を見下ろす景色の写真は、雲の多い空模様も相まってどこかドラマチックな一枚になりました。欄干越しに景色を眺める子供たちの後ろ姿や、天守をバックに並んで撮った家族写真もお気に入りです。黄色いシャツの息子と、爽やかな黄色のワンピース姿の娘が天守をバックに笑っている写真は、今回の旅の記念写真の中でも特に気に入っています。
まとめ
おすすめ度:★★★★☆
滞在時間の目安:1〜1.5時間程度(写真撮影込み)
天守の中から実際に外に出て景色を眺められるお城は私たちにとって初めてで、想像以上に楽しい体験になりました。風の気持ちよさと見晴らしのよさは、ぜひ多くの人に味わってほしいポイントです。駐車場から天守閣までは少し歩きますが、石垣や追手門など見ごたえのある景色を楽しみながら歩けるので、苦にはならないと思います。
よさこい祭りの時期に訪れると、お城見学とお祭りの雰囲気の両方を楽しめるのでおすすめです。お祭りを避けてゆっくり見学したい方は、時期をずらして訪れるのもよいかもしれません。歴史好きのお子さんはもちろん、高い場所からの眺めが好きなお子さんにもきっと楽しんでもらえる場所だと思います。
高知城ホームページなど
高知城 公式ホームページ
入場料 大人500円 18歳未満無料
開館時間 9:00〜17:00(最終入城16:30)
休館日 年末年始(12月26日〜1月1日)
※最新の料金・営業時間は訪問前に公式サイトでご確認ください。
住所 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1-2-1
JR高知駅から徒歩約25分、またはとさでん交通「高知城前」電停から徒歩約15分
高知自動車道・高知ICから車で約15分
駐車場あり(有料、普通車65台・大型バス20台)





